機能不全家族

機能不全家族のもとでの子どもの役割

家庭の中には言葉で語られるルールと、語られないルールがあります。
言葉にして語られないルールは目に見えない操り人形師のように子どもを背後から操り子どもが盲目的に従うことを要求する。

自分が操り人形のようだと感じるお子さんも多いですね。

それでは、機能不全家庭での子どもの役割を見てみましょう。
大きく分けると次のようなものに分けることが出来ます。

[ヒーロー]
何かが秀でているお子さんがいると、さらなる活躍を期待して熱中し、子どもの方も一層頑張ることになり、ますます一芸に秀でることになります。
昔の漫画で恐縮ですが、「巨人の星」の飛雄馬のようなお子さんですね。
 
[スケープゴート]
ヒーローの裏側に当たるのがこのタイプのお子さんです。一家のダメを全部背負うような子どもです。
この子さえいなければ全てうまく収まるという幻想を家族全員に抱かせることで家族の真の崩壊を防いでいるようなお子さんのことですね。
病気をするといえばこの子、非行をするといえばこの子、問題を起こすのはいつもこの子という役割のお子さんのことです。

[ロストワン]
「いない子」としての役割をするお子さんもいます。
いつも静かで文字通り「忘れ去られた子」です。家族がなにか一緒にやろうとしても最初はいるけどいつの間にかいなくなっている。いなくなっても誰も気がつかない存在なのです。
家族内の人間関係を離れ自分が傷つくことを逃れようとしているのです。
中学生くらいになってくると、「いないという居方」にも磨きがかかってきます。
 
[プラケーター]
慰め役のお子さんのことです。
慰める相手は母親です。いつも暗い顔をしてため息をついている母親を慰めます。多くの場合、末っ子ですね。
とても優しく、感受性が豊かです。
 
[クラン]
道化役のお子さんのことです。
親たちの争いが始まり、家族間に緊張感が走り始めると、突然頓珍漢な質問をし始めたり、踊ったり歌ったりし始めるお子さんのことですね。
普段から、家族にはペット的な扱いを受けていますが、心の中はさみしさが溢れています。
 
[イネイプラー]
支え役の子どものことです。他人の世話をやいてクルクル動き回っています。長男や長女がこの役割をすることが多いですね。
母親に変わって幼い弟や妹の面倒をみますし、父親替わりをしたりします。
男の子がこの役割をすると依存的な母親とのあいだに情緒的近親相姦が生まれるのです。
女の子がこの役割をすると、もっと深刻な事態が起きることもあります。父親による性的虐待ですね。
 

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