子は親の背中を見て育つ 甘えと躾についての考察 パートⅡ

おはようございます。自律サポートカウンセラーの甲斐です。

さて、昨日は中華街での勉強会の後の懇親会での出来事から見る甘えと躾についての考察をしました。

しかし、片手落ちですよね。怒鳴られたというママの意見を聴いていません。ですから、少し続きを書いてみますね。

食事を寝っ転がってさせていたママ、ついには、お子さんがドアを蹴飛ばして同席していた方に怒鳴られたので「大きな声を出さないでください。」といったそうです。

それは、子どもに大きな声で言って欲しくなかったのだそうです。帰り際に、その方に「ありがとうございました。」と言って帰宅したそうです。

 

ここで、問題です。同席していた人は何故大声で怒鳴ったのでしょうか?そしてその後もFacebookで記事になさっていました。怒りが収まらなかったのでしょうね?

怒鳴られたママは、なぜ子どもに大声で言って欲しくなかったのでしょうか?

ここにも、お二方の生き方が見えてきますよね?

それぞれの立場から考察して、自分だったらどうするだろうかと考えてみてください。

きっといろいろな方法が頭に浮かぶと思いますがいかがですか? 

今回の一連の騒動を見ていて思ったのは、嫁姑の争いにも似ているよなぁ~ということでした。適切に自分の感情を相手に伝えることが出来ない状態ですよね。

こうやって、それぞれ成長していくのでしょうね。(笑)双方が自分は間違っていないと思っているのでしょうね?

このような状態が家庭内で続いているとお子さんたちには必ず影響が出ますよね。お子さんからそのような相談を受けたこともあります。

蛇足ですが、機能不全家族に育ったお子さんが受ける影響について書いておきます。

アダルトチルドレンという言葉をお聞きになられた方は多いと思います。では、アダルトチルドレンとはどういう人を指すのでしょうか?アダルトチルドレンという言葉はもとをただせばアメリカのアルコホリックの治療現場から生まれた言葉です。アルコホリックの親のもとで育った静かで控えめな人々の自己破壊的とも呼べるような他人への献身に注目していたのです。

しかし次第に、アルコホリックに由来するものだけではないことがわかってきました。

虐待する親のもとで育ち、大人になった人たち
機能不全家族のもとで育ち、大人になった人たち

「親との関係で何らかのトラウマを負ったと考えている成人」のことをアダルトチルドレンの定義としているとも言えます。しかし、よく考えてみると多かれ少なかれ、人間は親の影響を受けて大人になります。アダルトチルドレンという言葉がどうなのだろうかの疑問はありますが、現在通常言われているアダルトチルドレンについて書いてみようと思います。

1981年に出版された クラウディア・ブラックの 「私は親のようにならない」と、1983年に発売されたジャネット・ウォイティッツの「アダルトチルドレン・オブ・アルコホリック」という本がミリオンセラーになったことでアダルトチルドレンの概念が一気に広まったようです。

では、機能不全家族とはどのような家族を言うのでしょうか。
子どもにとって「安全な基地」であること、そのなかで子どもが自らの「自己」を充分発達させることができることこれが健康な家族の機能であるとされています。機能不全家族は全体国家主義のように個々の家族構成員を拘束し、一定のルールのもとでの生活を強制し、個人のプライバシーを軽視します。被害を受けるのは子どもたちで、親から有形無形に侵入され家のルールに自ら進んで拘束され「良い子」になりがちです。

子どもたちは機能不全家族を維持し続けるために役割にはまり込みそれを演じ続けることになるのです。それでは、どんな役割を演じることが多いのでしょう。

[ヒーロー]
何かが秀でているお子さんがいると、さらなる活躍を期待して熱中し、子どもの方も一層頑張ることになり、ますます一芸に秀でることになります。昔の漫画で恐縮ですが、「巨人の星」の飛雄馬のようなお子さんですね。

[スケープゴート]
ヒーローの裏側に当たるのがこのタイプのお子さんです。一家のダメを全部背負うような子どもです。この子さえいなければ全てうまく収まるという幻想を家族全員に抱かせることで家族の真の崩壊を防いでいるようなお子さんのことですね。病気をするといえばこの子、非行をするといえばこの子、問題を起こすのはいつもこの子という役割のお子さんのことです。相談を受けていてもこのタイプのお子さんは多いと感じます。

[ロストワン]
「いない子」としての役割をするお子さんもいます。いつも静かで文字通り「忘れ去られた子」です。家族がなにか一緒にやろうとしても最初はいるけどいつの間にかいなくなっている。いなくなっても誰も気がつかない存在なのです。家族内の人間関係を離れ自分が傷つくことを逃れようとしているのです。中学生くらいになってくると、「いないという居方」にも磨きがかかってきます。

[プラケーター]
慰め役のお子さんのことです。慰める相手は母親です。いつも暗い顔をしてため息をついている母親を慰めます。多くの場合、末っ子ですね。とても優しく、感受性が豊かです。

[クラ(ウ)ン]
道化役のお子さんのことです。親たちの争いが始まり、家族間に緊張感が走り始めると、突然頓珍漢な質問をし始めたり、踊ったり歌ったりし始めるお子さんのことですね。普段から、家族にはペット的な扱いを受けていますが、心の中はさみしさが溢れています。

[イネイプラー]
支え役の子どものことです。他人の世話をやいてクルクル動き回っています。長男や長女がこの役割をすることが多いですね。
母親に変わって幼い弟や妹の面倒をみますし、父親替わりをしたりします。男の子がこの役割をすると依存的な母親とのあいだに情緒的近親相姦が生まれるのです。女の子がこの役割をすると、もっと深刻な事態が起きることもあります。父親による性的虐待ですね。

この他にもいろいろあると思いますが、ざっとみるとこのような役割があります。しかし、子どもたちは「無意識の言語」「ふるまい」をしていますので、伝えたいことは彼らにさえもわからないのです。

こうして、自分自身の欲求を棚上げし、他人の欲求を自己に取り入れ、自分の欲求のようにして生きているので、自分の感情を感じることができなくなっているのです。つまり、彼らは共依存しながら生きているので、「自己の欲望」の中身を知らなければ、自分を生きることができなくなるのです。

コミュニケーションについての勉強会後の出来事だったので、私はとても悲しく思ったことは秘密です(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

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