タグ: 東洋医学

体力と病毒

おはようございます。自律サポートカウンセラーの甲斐です。

正気とは、中医学では生体の免疫力といい、日本漢方では体力といいます。正気が病邪を上回ると陽の反応を,病邪が正気を上回ると陰の反応を示します。体力を正気、病毒を邪と置き換えれば理解しやすいですね。病とは、正気と邪気の闘いだと捉えることができます。

病の初期の陽証期では、正気は充分にあり、邪との闘いにおいて、充分に発熱できるし、症候も発揚的になれる。

病の後半期である陰証期では、正気は消耗し、邪との闘いにおいて熱産生が充分に行われず発熱することができず熱が無く悪寒の状態になると考えられます。症候も沈降的になります。

太陽病期では、闘いの場が表です。表において、邪気と正気が闘っています。正気は体の中から表に動員されるのです。この動員される正気の力量が強い場合、太陽病の実証となるのです。動員される正気が弱い場合には太陽病の虚証になります。

小陽病では半表半裏に動員される正気が強ければ実証、弱ければ虚証となります。

陽明病では、持続熱の状態なので裏に動員される正気が弱ければ発熱は持続しません。したがって、陽明病では虚証は存在しないのです。

陰証では、正気が少なくなり邪気が優勢になります。

太陰病はほぼ正気と邪気が拮抗した時期ととらえます。裏に動員される正気がまだ強い場合には実証も存在します。

小陰病では、正気が少なくなりもはや動員する正気も弱く実証は存在しません。
厥陰病では、正気は少ないが、最後に体に残っているすべての正気を動員するため、ごく短い時間ではあるのですが実証も起こりえます。

この動員される正気は脈力に反映されるので脈診によって診断されます。

この時期によって治療方法も変わります。それは当然だといえるでしょう。

この考え方は、お子さんの様子で接し方が違うのとまったく同じ考え方ですね。ただ褒めればいいということでもなく、ただ叱ればいいというものでもなく、ただ見守ればいいというだけではないということですね。

 

参考文献:入門漢方医学

 

 

 

 

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五臓の働きと異常を示唆する症候

おはようございます。自律サポートカウンセラーの甲斐です。

中国の古代人は、木、火、土、金、水という全く異なる基本要素によって自然界に存在するあらゆる物質が構成されていると認識していた。


温めながら伸長させる。膨張させる。始動させる。風を生じる。春に盛んになる。火を生じ土を克す。

熱を与える。旺盛にする。ものを溶かす。上に向かう暑を生じる。夏に盛んになる。土を生じ金を克す。

万物を生み出して育成する。動的な平衡を維持する湿を生じる。土用に盛んになる。金を生じ水を克す。

冷ましながら凝固させる。収縮させる。鎮静させる燥を生じる。秋に盛んになる。水を生じ木を克す。

冷えと潤いを与える。貯え保存する。下に向かう寒を生じる。冬に盛んになる。木を生じ火を克す。
 
 

肝 

精神活動を安定化し
栄養素の代謝と解毒を司り
血を貯蔵して全身に栄養を供給し
骨格筋のトーナスを維持し
運動や平衡を制御する。

 

*トーナス
1910年にシュタインは光線を当てた筋肉が緊張、弛緩と変化を示すことを実証し、光線について「トーナス」という用語をあて、筋肉の変化をトーナス変化と呼んだ。そして、何にも影響されていない筋肉の状態を数値23とすると(彼はこれを通常ユニットと呼んだ)、これに対し各色の光線に対する筋肉の変化は赤42、オレンジ(橙)35、黄30、緑28、青24という値で示せるとした。色の光線は人間の筋肉に対し、心理的な条件とは関係なく影響があることを実験で証明したのである。
 これは非常に大きな意味があるだろう。つまり、ある色に対して好きか嫌いかなどの感情にコントロールされず、無意識の領域でその色に肉体が反応してしまう、感情に働きかける色とはまた別の、肉体に働きかける色の機能が発見されたことになるからだ。
(図解雑学 よくわかる色彩心理学 ナツメ社 山脇惠子著 52pより引用)

 
異常を示唆する症候

神経過敏、易怒性、いらいら、
蕁麻疹、黄疸
月経異常、貧血
頭痛、肩こり、めまい、筋肉の痙攣、腹直筋の蕁急
季筋部が腫れて痛い

怒ってばかりいると、やはりよくないですよね。

 

 

意識レベルを保ち意識活動を統括し
覚醒・睡眠リズムを調節し
血を循環させ
熱の産生を盛んにし、汗を分泌し、体温を調節する。

 

異常を示唆する症候

焦燥感、興奮、集中力低下
不眠、嗜眠、眠りが浅い、夢が多い
動悸、息切れ、徐脈、結代、胸内苦悩
発作性の顔面紅潮、熱感

 

 

食べ物を消化・吸収し、水穀の気を生成し
血の流通を滑らかにし、血管からの漏出を防ぎ
筋肉の形成と維持を行う。

 

異常を示唆する症候

食欲の低下、消化不良、悪心、嘔吐、胃もたれ、腹部膨満感、腹痛、下痢
皮下出血
脱力感、四肢が重だるい、筋委縮
考え込む、抑うつ

 

 

呼吸により空気を摂取し、全身の気の流れを総括し
水穀の気の一部から血と水を生成し
皮膚の機能を制御し、その防衛力を保持する。

 

異常を示唆する症候

咳嗽、喀痰、鼻汁、呼吸困難、息切れ、胸の塞がった感じ
気道粘膜の乾燥
発汗異常、痒み、風邪をひきやすい
憂い、悲しみ

 

 

成長・発育・生殖能を司り
骨・歯・牙を形成、維持し
泌尿器能を司り水分代謝を調整し
呼吸能を維持し
思考力、判断力、集中力を維持する。

 

異常を示唆する症候

性欲低下、不妊
骨の退行性変化、腰痛、歯牙脱落
浮腫、夜間尿、眼や皮膚の乾燥
息切れ
健忘、根気がない、恐れ、驚き
白内障、耳鳴り

 

 

人間の生活活動全体のバランスは、五臓間の相生相克関係によって維持されています。たとえば、脾の働きが衰えているときには、脾を生じる心の働きが低下している可能性や、脾を克する肝の働きが亢進している可能性があります。
このように機能単位間の相生相克関係を考慮することで、病人を一つの有機的なネットワークとして全人的に認識することができます。

 

 

参考文献:入門漢方医学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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五行色体表

おはようございます。自律サポートカウンセラーの甲斐です。

先日開催した、薬害研究センターでのセミナー無事終了しました。ご参加の皆様、薬害研究センターの皆様、そして場の提供をしてくださった内海聡先生ありがとうございます。少人数での座談会形式でのセミナーはいかがだったでしょうか?このセミナーは、引き続き、神戸、上尾に繋がっていきます。よろしくお願いいたします。

 

本日は久しぶりに五行についてのまとめたものをメモとして書かせて頂きます。五行色体表をやっと書きました(笑)

 

五行というのは、季節の観察から生まれたものです。この表は日本の文化とも深い関係があります。まず、木である「春」からです。次は火である「夏」です。次に長夏である「土」です。この時期は梅雨と重なるので「湿」が強くなります。次は、金である「秋」ですね。最期は水である「冬」です。東洋医学では、このような臨床的な観察から五行学説を作り上げたようです。

 
五色
五方 中央 西
五季 長夏土用
五気 湿
五能
五味
五臓
五腑 小腸 大腸 膀胱
五官
五志
五神 意智 精志
五主 血脈 肌肉 皮毛 骨髄
五華 面色
五液
五穀
五畜
五果
五菜
五声
五音
五虫
五臭
五役
五変
五有余 経洩不利 喝息
五不足 憂悲 四肢不用 息利小気 蕨逆
十干 甲・乙 丙・丁 戊・己 庚・辛 壬・癸
十二支 寅・卯 巳・午 辰・未・戌・丑 申・酉 亥・子
一日

 

平坦

(夜明けの頃)

日中

(正午頃)

日西

(正午~夕暮れ)

日入

(日暮れ)

夜半

(午前0時頃)

五季の
期間
大寒~

春分後13日

春分後13日~芒種後10日 芒種後10日~処暑後7日 処暑後7日~立冬後4日 立冬後4日~大寒前日
四季の
期間
立春

~

立夏

立夏

立秋

春夏秋冬の終わり18日 立秋

立冬

立冬

立春

 

参考:今こそ必要!あなたの食養生と経路養生

 

 

 

 

 

 

 

 

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