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IQってなぁに?

おはようございます。

自律サポートカウンセラーの甲斐です。

今朝は、人間だったら誰でもが持っている優生思想について書いてみます。その問題の中の一つIQについて考察してみましょう。

「発達障害」に関してもこの優生思想が根本にあります。

発達障害の定義を見ても、IQについて問題はないとかあるとか書いてありますよね。

それでは日ごろ、何気なく使っているこのIQについて考えてみましょう。

ダーウィンの従兄弟のゴールトンは、ダーウィンの「種の起源」に影響を受け、家系のデータを収集しました。知能は単純な法則に従うと確信していたので、優れた男女を結婚させれば優秀な民族が創造できると考えたのです。優生学です。ビネの知能テストが出現したとき、直ちに応用したのがアメリカのゴダードです。彼はフランス語を翻訳し、これを試しました。1911年に児童1547名の児童を調査し、精神年齢で4歳以上遅れている児童が3%いる結果を得ました。ゴダードは、このような精神遅延児を隔離すべきだと考えたのです。ゴダードは入国審査を行うニューヨークのエリス・アイランドを何度も訪れ、移民の知能検査を実施しました。彼の調査によると、ユダヤ人の83%ハンガリー人の80%イタリア人の79%ロシア人の87%は、精神遅延でした。そこで、劣悪な遺伝子から汚染を防ぐために移民の制限をすべきだと主張したのです。

しかし、問題があります。・移民はアメリカについた直後に、混乱と恐怖の中で、翻訳者を通じてこのテストを受けたのです。しかも、22名~50名の少数のテスト結果です。

・ゴダードはビネの心理テストをアメリカ版に作り直さなければならなかったのですが、翻訳したままのものを使いました。

これでは、まともな結果が出るはずがありません。

1900年代には、ゴダードは最も有名な心理学者でした。彼の主張は受け入れられ、移民は制限されたのです。軽度精神遅延者を指す用語として魯鈍(moron ギリシャ語で愚かな)が導入されたのです。

1928年ゴダードは自分の誤りに気がつき、精神遅滞は治療不可能ではなく、隔離する必要はないと表明しました。

遺伝率からみると、IQの値は遺伝によって決定されるように思う人も多いと思いますが、それは誤解です。論争の書「ベル・カーブ」1994年 ハーンシュタインと、マリ  ゴダードに始まる優生学的な偏見に加え、科学的に見えるように書いた本なのです。具体的な内容を列挙してみます。
1950年代以降、アメリカ社会は知的エリートと知的劣等者に分離しつつある。大学卒のエリートは特別の職に就く。生産性が高いので高収入で高級住宅街に住み、しゃかいてきかいきゅうにを昇り詰める。子供たちもエリート校に進学する。
IQが低いと貧困に陥りやすいし、学校からドロップアウトしやすい。失業に陥ったり怠惰で不公平な行為をしやすい、離婚率が高く、私生児の率が高い、犯罪率も高い、政治的なことに無関心で市民として問題が多い、などの傾向がある。
IQには民族差がある。例えば、東アジアの人はアメリカの白人より言語性知能が高い。アフリカ系アメリカ人は白人よりIQが15点ほど低い。
アメリカのIQの平均は低下しつつある。例えば、IQの高い高学歴の女性は、IQの低い女性よりも子供が少ないし、移民のIQの平均は95で、ますます低下しつつある。IQの低い人は、様々な問題を引き起こしている。
IQを高める栄養プログラム、ヘッドスタート・プログラムは効果がなかった。(アメリカ政府が1965年から始めた教育プロジェクト。低所得者の児童や障害児を対象に早期に充分な教育を施し、健康管理などをした。2005年までに2200万人の児童が参加した)IQを高めるには、IQの低い家庭の子供をIQの高い家庭の養子にすべきである。
アメリカは平均以下の子どもの教育に力を入れているが、これは間違いである。トップクラスの子どもの成績が低下している。アメリカの未来を守るためには、IQの高い子どもの教育に集中すべきである。
高等教育や職場での少数派優遇政策は廃止すべきである。黒人は白人より優遇されすぎである。何が平等なのかを考え直し、社会政策の無駄を省くべきである。
ハーンシュタインとマリは、IQが遺伝で決定され、そのIQが社会階層、年収、教育などを決定すると考えている。果たして本当でしょうか?実は、IQの値は環境によって強く規定されるという証拠があるのです。
1987年フリンの論文という14カ国の多くの研究者のデータをまとめた論文があるのです。
各研究の被験者は数千人です。ここでは、アメリカと日本のデータを紹介させていただきます。

アメリカ:被験者は2~75歳の幅広い範囲、知能テストはスタンフォード・ビネやウエクスラ式の知能テスト。
1932年を100点とすると、1947/1948年で105点、
1964/1965年で110点、1978年で114点上昇した。

日本:被験者は6~15歳。112名、1070名。
1951年から1975年で、ウエクスラ式知能テストの言語性は8点、
動作性は7点、総合IQは16上昇した。

我々は1世紀くらいでは賢くはなりません。遺伝子も変化しません。それでもIQはどんどん上昇します。つまりIQの値を決定するのは遺伝子ではなく、環境であるといえます。知能テストが測定するIQの値も疑わしい。何らかの人為的な間違いが混入しているのではないかと考えたのです。
アメリカの学校教育は、1950年代から”なぜ”を強調し、認知的な問題解決能力を要求しました。子供たちの遊びも、チェスからコンピュータ・ゲームにまで広がりました。フリンは、流動的知能が上昇したのはこのような社会的な変化の結果であると考え、脳の生理学とは関係ない。栄養の向上とも関係ないと考えたのです。
フリンは、社会的要因を強調し、白人と黒人の知能差も社会的要因で説明できるだろうと述べています。

参考文献
IQってホントは何なんだ?

 

 
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